元々は私たち人間もバクテリアから発生しているので無性生殖をしていました。
他の生物もこれは同じです。
では何故今は人間を含む多くの動物や植物は有性生殖に変化したのか今だにわかっていません。
今回はこの謎について深掘りしていきます。
なぜ有性生殖を選ぶのか?多様性が生まれるから?
有性生殖は異なる遺伝子が混ざり合うことで多様性を産むことが可能です。
これが生存に有利だったのでは無いかと考える人もいます。
確かに有性生殖というのは優れている点も多いのですが無性生殖でも突然変異という形で多様性が生まれることはあります。
なので多様性のために有性生殖に変わったとは一概には言えないようです。
さらに無性生殖の方が繁殖のスピードは早いので一見するとそちらの方が生存には有利に感じます。
では一体なぜなのか?
昔の生き物には両性生殖の生き物もいた?
実は昔の生き物には無性生殖と有性生殖の両方ができる種もいました。
したがって歴史的に見ると無性生殖から両性生殖に変わりその後有性生殖に変化したと考えられています。
ですが、ここ数年の日本の研究で有性生殖に変化した理由がよりわからなくなる研究結果が出てきました。
日本国内のシダ植物のうち13%は有性生殖だったのが無性生殖に変わった?!
研究により日本国内にいるシダ植物のうち約13%が有性生殖だったのが無性生殖に戻ったと考えられています。
なので流れを見ると無性生殖から両性生殖になり有性生殖へと変化したが最終的に無性生殖に戻ったことになります。
これは現在でもその理由がわかっていません。
遺伝子の多様化だけでは説明できない謎が多く残されている?
このように生物の遺伝子には人類が解明しきれていない謎がまだまだあります。
人間は快楽というものがあるのでそれを利用し有性生殖を行うことで遺伝子の多様化を実現できます。
しかし、これは人間や一部生物にしかありません。
また単純に種を増やすなら無性生殖の方が都合がよさそうな気もします。
このようにいまだ解明されていない謎が多いため生命の神秘などと言われることもあります。
果たしてどうしてこのようなことが起きているのか今後の研究で明らかになっていくのでしょうか?
以上「なぜ多くの生き物は有性生殖を選んだのか?」についてでした。
最後までご覧いただきありがとうございました。