7月5日まであと2日という事もありソワソワしている方も多いのではないでしょうか。
たつき諒さんは書籍「私の見た未来」でも「本当の大災難は2025年7月」としていますがこれについては多くの人が大災害は起こらないのではないかとしています。
予言については当たらない可能性も十分にあるので備えておきたいところですが2025年という年は元々とある危険があるとされていました。
それが太陽フレアの活動が活発になるというものです。
これは確実とされていました。
予言よりもヤバいかもしれないこの太陽フレアについて今回はお話していきます。
そもそも太陽フレアとは?
簡単に説明すると太陽の表面で発生する「爆発現象」を指します。
太陽の絵を書く際、真ん中に大きな丸とその周りにゆらゆらとした模様を描くと思います。
このゆらゆらが太陽フレアというものです。
これが太陽フレアになります。
太陽というのは燃えているのではなく正確には爆発を繰り返しています。
爆発の際にはさまざなものを放出しており太陽からは以下のような物質が出ています。
- 光(電磁波)
- 太陽風
- ニュートリノ
光については可視光線、紫外線、赤外線などを含みます。
また、太陽風は主にプラズマ(電子とイオン)で構成されています。
こういったものが出ておりそれが地球に到達することで私たちの生活にも影響が出てしまいます。
ただし、皆さんが思っているほど怖いというワケではありません。
なぜなら太陽の爆発というのは常に起こっていて太陽フレア自体も程度の弱いものが毎日発生しているからです。
そのため「太陽フレア=生命の危機」というワケではない事は理解しておきましょう。
ですが太陽フレアは地球表面の磁場が変動することで電気が発生し、この電機が送電網などの施設に流れ込むことにより制御できない莫大な電気エネルギーが発生し機器を壊すことになります。
ここからは太陽フレアに関する過去の被害について見て行きましょう。
太陽フレアに関する過去の被害
太陽フレアについては過去にも多くの被害が出ています。
説明して行きます。
1989年カナダ「ケベック州」、アメリカ「ニュージャージー州」の大規模停電
1989年3月13日にカナダ「ケベック州」、アメリカ「ニュージャージー州」の大規模停電が起きました。
電力会社の設備が磁気嵐の影響で故障したことでケベック州では約9時間の停電が発生し約600万人が電気を使えないという被害が出ました。
電力網に関してはわずか90秒でダウンしてしまい、電力網に流れ込んだエネルギーによって変圧器が融解したと言われています。
またそれに伴って部品などの交換をしましたがその費用はなんと1000万ドルにもおよび日本円にすると1.5億円になりました。
この件について専門家は「この時代だからこの程度の被害で済んだ」という意見もあります。
1989年に発生したので今の時代であればさらに深刻な被害になっていたという事は容易に想像が出来ます。
1994年には世界の国々の人工衛星で内部帯電が発生してしまい通信衛星・放送衛星に障害が発生しています。
2003年ハロウィンの嵐
また、2003年10月29日から30日にかけスウェーデンで送電システムが磁気嵐の影響で障害を起こしてしまいました。
こちらは「ハロウィンの嵐」などとも呼ばれています。
1時間の停電が発生し約5万人に影響が出ています。
さらにこちらは停電のみに終わらずGPSの誤作動も起きました。
衛星システムを使ったGPSが正確に位置情報を把握できなくなり最大500mのズレが生じたようです。
分かる方にはわかると思いますが、某漫画に近いようなことが実際に起きたとされています。
これだけナビがズレてしまうと航空機の経路システムは大きな影響を受けてしまいます。
そもそも着陸が出来なくなります。
また、船舶の航行システムにも影響がありました。
2022年イーロンマスクのスペースX社通信衛星49機中40機が喪失
2022年にはイーロンマスクで有名なスペースX社が通信衛星49機を2月頭に打ち上げましたがその後、太陽フレアの磁気嵐の影響により40機が喪失しました。
2024年アメリカの農家が被害額5億ドル日本円で750億円の被害を受けた
そして2024年5月にはアメリカが被害に遭いました。
現在アメリカの農家ではGPSを使ったドローンなどで種まきをしています。
広大な土地のためドローンを使用し自動化する方が効率が良いので昔の農家のイメージとは異なりハイテクな方法で農業をしています。
しかし、この時の太陽フレアによってGPSが誤作動を起こしてしまい種まきの失敗、停止に追い込まれる事態に成りました。
被害額はなんと5億ドル日本円で750億円とも言われています。
このように世界各国で太陽フレアによる弊害が出ています。
さてそんな太陽フレアについて危険がある、甚大な被害が発生しているというのは分かったと思います。
ただ、全ての太陽フレアが危険なのではありません。
そのカギを握っているのは太陽フレアの強さなんです。
規模によって対策が必要になる場合があります。
ここからは規模も含めた太陽フレアに関する詳しい話をしていきます。
ヤバい太陽フレアとそうでは無いもの
こちらも簡単に説明すると太陽フレアにはヤバいものとそうでは無いものがあります。
前提として小規模の太陽フレアというのは地球に届きません。
したがって「影響が無い=無視してOK」という事になるのですが問題なのは規模の大きな太陽フレアです。
これが非常に厄介なんです。
パターン1【10年に1度のまぁまぁすごい太陽フレア】
【人体への影響】
影響はない『人体に影響はないとされている』
▼▼▼
対策不要
【電力や通信への影響】
少し影響する可能性あり『停電するかもしれない』
▼▼▼
停電対策が必要
【物流や移動への影響】
少し影響する可能性あり『GPSの制度が落ちるかも』
▼▼▼
ナビに注意が必要
一般的にこのレベルであれば人体への影響はないとされています。
しかし、霊感がある人や感覚が優れているという方は太陽フレアが活発だと体調を崩す人もいると言われています。
YouTubeなどでもユタ出身の方もこの太陽フレアで体調が悪くなることがあると語っています。
しかしながら人間に影響があるとは科学的に証明できないとしています。
電力やGPSについては影響が出る可能性も否定できないので覚悟した方が良いかもしれません。
10年に1度の太陽フレアについては影響こそ出る可能性はありますが甚大な被害が出るという事は無いのではないかとされています。
パターン2【100年に1度のめちゃめちゃ凄い太陽フレア】
【人体への影響】
影響はない『人体に影響はないとされている』
▼▼▼
対策不要
【電力や通信への影響】
大規模の停電やライフライン全体に大きな影響が出る恐れがあり
▼▼▼
最大で2週間の停電や断水への対策が必要
【物流や移動への影響】
停電や衛星だけではなく無線が使えなくなるとあらゆる乗り物が使用不可能になる
▼▼▼
最大で2週間もの間物流が停止する可能性があるので対策が必要
100年に1度というレベルの太陽フレアについても人体への影響はないとされています。
しかし、機器が壊れるようなレベルであれば何らの影響は出そうな気もしますが科学的には影響はないとされています。
大規模な停電はもちろん物流が止まるのでスーパーなどは2,3日分の食料しか持たないですし、冷蔵庫も使えないので長期保存できるインスタントやカップ麺の準備などをしておいた方が良いかもしれません。
また、あらゆる乗り物が使えなくなるので外出している場合、家に帰ることができないという方も多く出る可能性があります。
さらに夏場であれば冷房が使えなくなるので熱中症の方が沢山出たり下水処理が出来なくなるのでトイレも使えなくなり感染症のリスクも上がります。
当然病気やケガなどをしているという方や入院しているという方の場合直接的な生命の危機にさらされます。
電子機器などが使えなくなる可能性があるのでバッテリー 発電機 や 水、食料 を今のうちから準備したり蓄えておくのも良いでしょう。
太陽フレアに関する情報を集める事が重要!
太陽フレアに関しては情報を集める事が重要になってきます。
その際に便利なのが国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が出している「宇宙天気予報」というものでインターネットで検索すると出てきます。
スマホでもパソコンでも見る事が出来ます。
念のため下記にリンクを貼っておくので気になる方はそちらからご覧ください。
この宇宙天気予報を確認することで太陽フレアの状態が確認できます。
太陽フレアにはクラスというものがあります。
いわゆる強さ(ヤバさ)のようなものになります。
宇宙天気予報には太陽フレアのクラスと数字が記載されているので上記の見方を確認しどのくらいのクラスになっているのか数字はどの位なのかチェックしてみてください。
太陽フレアによる災害の可能性は十分あり得るので情報を集めたり知識を付け備えていきましょう。
過去記事に災害時に役立つ情報も紹介解説しているものがありますので興味がある方はそちらもご覧ください。
2025年7月5日まで残り僅かですが予言や予想が外れるという可能性は十分にあります。
しかし、太陽フレアついては過去に被害確認されていますし、電子機器やインフラ、インターネットなどが発達した現在地震や津波以上にダメージを受けるかもしれない太陽フレアには注意が必要でしょう。
世界的な問題にもなりかねないため常に情報を集めつつ備蓄や災害対策の備えをしておくことをお勧めします。
本日はここまで
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