地球にはたくさんの生物がいますが足が3本の生物というのはいません。
一体なぜなのか?
今回はその理由についてお話ししていきます。
足の数が奇数の生き物はいない?
実は地球には3本足の生物というのは存在しないのですが実質的には3本目の足としての役割を担っている器官がある動物もいます。
代表的なのは以下の動物です。
・ミーヤキャット
・オウム
・カンガルー
このような生物は尻尾にあたる部分を3本目の足として利用しているとされています。
ミーヤキャットは敵が来ないかあたりを観察するために立ち上がり尻尾を使いバランスをとりあたりを観察します。
普段は4本足で活動しますが敵がいないか確認する時には尻尾を使いバランスをとります。
カンガルーもオス同士の喧嘩の際には尻尾を使いバランスをとりながら後ろ足で蹴るという行動をとります。
オウムも尻尾を使いバランスとっているとされています。
実は3点というのは非常にバランスが取れた形となるので安定しやすいです。
であれば人間も立ち上がり二足歩行が基本となるので3本足の方がバランスが取れ、立っている状態を維持しやすくなります。
ではなぜ3本足の動物がいないのか?
これには意外な理由があります。
3本足だと歩行が困難になる?
実は3本足だと二本脚より歩行が困難になることがわかっています。
前方に進むことを考えると2本の足を交互に出す方が3本よりも圧倒的にスピードが出るんです。
つまり歩行という観点から考えると2本足の方が便利になります。
3本足だと歩行の際にはバランスが取りづらく早く走ることが出来ないので生存にも不利に働きます。
こうした原因から3本足の生き物はいないとされています。
左右非対称の生物も実際にはいる?
生物というのは基本左右対称に体を作る性質があります。
これは遺伝子によって決まります。
そのため基本的には体の器官は偶数になることが多いんです。
もちろん、胃や消化器官の一部は一つしかないものも多いですが構造的に見ると左右対称になっている傾向があります。
ですがヒラメやカレイといった一部の魚は目が体の後ろにいくので左右非対称である場合もあります。
過去を遡ると三つ目の魚類や左右非対称の生き物がいたことが化石などからわかっています。
しかし、そういった生物は環境に適応できずに滅びてしまい左右対称の生き物が生き残ったことで現在は左右非対称だったり3本足の生き物はいなくなっています。
突然変異などはあれどそれが子孫にまで反映されるというのはほぼ無いようです。
ですがこれは地球上の生物だけなので地球外生命体や宇宙にいる生き物は別の可能性があります。
今後そういった生き物は現れるのかまた、未知の生物で3本足の生き物が存在しているかもしれないと考えると面白いですよね。
以上「なぜ地球上には3本足の生物はいないのか?」についてでした。
最後までご覧いただきありがとうございました。