ここ数日の間にも群発地震が発生し、6月21日からの震度1以上の地震の回数は1600回を超えました。
また、3日には十島村の悪石島にて最大震度6弱を観測しました。
地震の規模はマグニチュード5.5でした。
この地震は海底の活断層が横ずれ断層運動を起こしたものだったことが分かっています。
2021年12にもこの辺りではマグニチュード6.1の地震が発生しており、今回も同様の海で群発地震が発生しており前震の可能性が示唆されています。
大地震が起きるかもしれないという事で今回は改めてトカラ列島地震や大地震に関してわかりやすく解説していきます。
ちなみに以前トカラ列島地震に関するまとめ記事を書いているのでそちらも確認したいという方は下記からご覧ください。
過去記事はこちらをタップ!⇒【【7月5日まであと3日】予言の内容と最近のトカラ列島地震との関係性について調べるとある可能性が見えきた?!】
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地震が起きるメカニズム
地震が起きるメカニズムについて改めて解説します。
発生理由は歪が発生しそれが限界に達しプレートが跳ね上がったり、地層がズレる事で発生します。
このような形でプレートが沈み込む際に歪が生じ、蓄積されると反動で跳ね上がりを起こします。
一定の力が加わったプレートは定規のように跳ね上がり自信を発生させます。
定規にテンションをかけ続けると跳ね上がる状況と似ています。
ネットでも定規で演奏している人を見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
これに似た現象がプレートでもおきます。
実際、プレートはかなりの大きさなので地震の範囲も広く被害が甚大になってしまうケースが多いですが震源の深さによっても揺れ方は異なります。
一般的には震源が浅いと揺れは強くなり、浅いと揺れが弱くなります。
地上に近い方が振動はダイレクトに来るため地震が大きくなるというワケです。
もちろん地震の規模によっても揺れの強さは異なります。
そのため地震の浅い、深いだけで強い地震かどうか判断が出来ないというワケです。
マグニチュードと震度の違い
地震のニュースを見た時にマグニチュード○○震度××の地震が発生しましたと報道されますがどういう意味か分からないという方も多いのではないでしょうか。
マグニチュードとは?
『地震の大きさ』つまりは規模を表すものになります。
マグニチュードが1上がると32倍になります。
一般的に地震というのはエネルギーという認識なのでそれを元にマグニチュードの値を出しています。
この時のエネルギーの値はジュールというもので表し、1リットルの水の温度を1℃上げるエネルギーを4,184J(ジュール)としています。
少し馴染みが無いので図で説明します。
これを基準にしています。
なのでマグニチュードを数字にした際のエネルギーが以下になります。
地震のエネルギーというのは凄まじく1995年の阪神淡路大震災はマグニチュードが7.3、2011年の東日本大震災はマグニチュード9.0になります。
また、2019年の日本国内1年間に発電された電力量は総量3.68EJ(エクサジュール)なので2004年に起きたスマトラ沖地震マグニチュード9.1というのはかなりの規模だったようです。
そして1960年におきた観測史上最大の地震である「チリ地震」はマグニチュード9.5という事で日本国内で発電された電気量を上回る規模のエネルギーという事で想像も出来ない衝撃だったことがこの図を見てわかるでしょう。
マグニチュードが1上がることに32倍になるので数字だけ見るとあまり駆らないように見えますが0.1しか差が無い東日本大震災とスマトラ沖地震では82京ジュールもの差があります。
莫大なエネルギーの差があるので地震というのは本当に怖いですよね。
さて、次に震度について詳しく見てきましょう。
震度とは?
特定の場所における揺れの強弱の程度のこと
計測震度計というものを用いて測定し震度として表記します
一般的に震度とは揺れのレベルで0から7の数字で表します。
こちらも文章ではわかりにくいので画像で説明します。
このようになっています。
地震の震度というのは揺れの強弱を表したものなので抽象的な表現も多いですが阪神・淡路大震災、東日本大震災共に震度7を観測しています。
おおよそどのくらいの地震か何となく想像がつくと思います。
震度5を超えると体感かなり大きな地震だと感じるかたも多いでしょう。
3日に鹿児島県十島村の悪石島にて最大震度6弱の地震が発生しているので島民の方々はすでに避難している人もいます。
さて、地震の知識を入れた上で今回のトカラ列島地震について見て行きましょう。
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トカラ列島地震について
以前にも説明していますが今回のトカラ列島地震は群発地震というものになります。
こちらは前震、本震、余震と別れている地震の区別がはっきり分からず特定の地域に集中的に多数発生する地震群を指します。
6月21日より地震は発生し、7月8日までにその数は1700回以上となっています。
特に7月1日から6日は1日当たり100回以上の地震が発生していました。
しかし、7月7日減少傾向にありますが9日には震度1以上が45回程度確認されており震度1以上の地震は収まって来ています。
とは言え震度0の地震はその後も複数回確認されています。
そんなトカラ列島地震について政府の調査員会が最新の発表をしました。
7月9日政府の地震調査委員会はトカラ列島地震について新たなことが判明したと発表しました。
1つ目「宝島」「小宝島」で地面が動いていた
群発地震が始まった6月21日から7月2日の地面が動ていることが判明しました。
宝島、小宝島、悪石島付近がトカラ列島海周辺になるのですがこの宝島が北東に1.5cm動き小宝島に至っては北東に5.2㎝も動いていることが明らかとなっています。
このように地面が動いたのち、7月2日にマグニチュード5.6震度5弱の地震が起きています。
この後さらに地面が動きます。
宝島は南に3.5㎝移動、小宝島は北西に6㎝移動しています。
2つ目「7月2日以降の地面の動き」はこれまでに無い動き
マグニチュード5.6の地震以前に起きていた地面の動きというのは北東方向に動くというのは過去にも同じようなことが起きていました。
今回が初めてではないという事です。
しかし、マグニチュード5.6以降に発生した地震後の宝島南に3.5㎝移動、小宝島北西に6㎝移動というのはこれまでに類を見ない動きとなっています。
これは何かの前触れなのでしょうか。
実はトカラ列島群発地震は今回だけではなく2021年と2023年にも発生しています。
この時も地震と共に地面も動いていたという事が新たに分かりました。
2021年も2023年も宝島、小宝島共に北東に移動していました。
今回の新たな地面の動きというのは何故現れたのかまだ分かっていません。
原因が不明という事ですがこれはマグマの上昇が原因ではないかと考えられています。
宝島、小宝島付近の海底にある断層にマグマが移動し圧力をかけられることで海底の断層が引き裂かれるように動いて地震が発生しているのではないかと分析されています。
また断層内部にマグマが入ることでスロースリップという現象が起きなだらかに滑る現象が起きているのではないかとの意見もあります。
いずれにしても詳しい事は不明ですがマグマが何かしら影響している可能性は高いと専門家は見ています。
マグマが押し上げられたり断層に入り込むことで海底が動きそれに引っ張られるようにして宝島、小宝島が数センチも動いたのではないかとのことでした。
その3 実は「地下浅い地震」であったことが判明
7月1日から2日にかけて発生していた地震は西側が地下0~10㎞の浅い地震、メインで起きていた東側が地下30~15㎞と地下深い地震であることが判明しました。
西側は地下5~10㎞に集中している、東側は地下5~15㎞に集中している、という事が鹿児島大学が気象庁のデータをもとに再検討したことで分かっています。
政府の地震調査委員会からはこのような発表がありました。
では具体的に今後どうなるのかについても見て行きましょう。
下手をすると最悪の可能性も?大地震と巨大噴火の可能性がある?!
では今後何が起きるのか、一部では下手をすると最悪の可能性考えられるのではないか、大地震と巨大噴火の可能があると言われています。
何故なのか?
「トカラ列島群発地震は今回だけではなく2021年と2023年にも発生していた」というのは先ほどもお伝えしました。
しかし、通常であれば1週間もすれば収まるというのがこれまでのパターンでした。
ですが今のトカラ列島は前例の無い動きが多発していることから最悪の場合トカラ列島で巨大噴火の可能性も浮上してきています。
今回のトカラ列島群発地震については海洋研究機構の「田村芳彦(たむらよしひこ)」先生が見解を述べています。
こちら詳しくは海洋研究機構「海域地震火山部門」と調べてみてください。
そちらに「田村芳彦(たむらよしひこ)」先生の全文が載っています。
さて「田村芳彦(たむらよしひこ)」先生の見解を元に噴火の可能性がある理由を解説していきます。
実は地震が起きているトカラ列島付近宝島北部には海底に小さい海底火山と溶岩ドーム・カルデラというものがあります。
溶岩ドーム・カルデラが出来るメカニズムや仕組みを話すと長くなるので省略しますが簡単に言うとドロドロとしたマグマが原因で溶岩ドーム・カルデラというものが作られます。
つまり宝島北部にそれがあるという事は地下にドロドロとしたマグマがある可能性があります。
マントルからマグマというのは作られるのですがサラサラタイプとドロドロタイプがあり現在の地震はドロドロマグマによって引き起こされていると考えるとトカラ列島付近には巨大なマグマだまりがある可能性も考えられます。
そうなってくるといつ噴火してもおかしくないので巨大噴火に警戒したほうが良いかもしれないというのが学者や専門家の見解です。
もし、巨大噴火が起きてしまうと津波が発生し少なくとも周辺の島国には影響が出ます。
さらに巨大噴火によって南海トラフが刺激されて噴火するという事も可能性としては考えられます。
今後国としては海底調査を行いマグマだまりがあるのか早急に調べるべきとの声もあるのでひとまずトカラ列島付近に住んでいる方は非難した方が良いでしょう。
既に一部の島民は避難しているという事ですが今後トカラ列島付近で巨大噴火が起きてしまうのか、それによって津波が発生するとなると2025年7月の大災難予言のたつき諒さんが見た予知夢が現実のものになるかもしれません。
果たしてどうなってしまうのか今後もネットやニュースなどで情報を集めつつ警戒しておくべきでしょう。
以上トカラ列島群発地震に関する調査まとめでした。
引き続き何かありましたら記事にしていきますので是非ブックマーク、お気に入り登録をして次回の更新をお待ちください。
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