
2000年問題という話は聞いたことがあると思います。
ノストラダムスの大予言「1999年7の月に人類が滅亡する」が外れて一安心したのもつかの間、2000年には新たな問題が発生するのではないかと言わていました。
1990年代以前に開発されたコンピュータシステムは負荷を減らすため西暦の下2桁で年を管理していました。
なので2000年1月1日を1900年と誤認識してしまいシステム障害を引き起こす可能性があるのではないかとされていましたが実際には大きな問題は起きませんでした。
まぁ多くの人は
信じてなかったと思うけどね!
世間的には凄い盛り上がりだったよね!
そんな中で今示唆されているのが「2038年問題」です。
都市伝説ではこれによって人類が滅亡するのではないか、また同年に南海トラフ巨大地震が発生するのではないかと言われています。
今回はこちらの件について深堀してきます。
まずは2000年問題から解説!

今回の件は2000年問題と比較されるケースが多いのでまずは2000年問題から振り返っていきましょう。
そもそも2000年問題とは何なのでしょうか。
実際、韓国ではこの時にマンションのエアコンが止まってしまい暖房無しで数時間にわたって過ごさなくてはいけないという被害が住民に出たという情報もあります。
こちらは2000年になるとコンピュータが正確に年数を認識することができなくなり問題が起こるのではないかとされていました。
ではなぜそういった問題が起こるような事になっているのでしょうか。
これはコンピュータの歴史とシステムに関係してきます。
コンピュータは1946年にペンシルバニア大学で最初のコンピュータが開発されました。
アインシュタインも認めた天才
ジョン・フォン・ノイマンが「俺の次に
頭が良い奴ができた」って言ったらしいね
その後1950年代に入ると商用コンピュータが出現しました。
プログラムは当初16進数などの機械語によりコーディングされ、その後アセンブラやコンパイラがサポートされました。
1950年代末からトランジスタコンピュータ第2世代となり時間をかけながら徐々に進化していきました。
時代は進み1990年にNEC日本電気株式会社から発売されたPC-286Uシリーズが一般企業に広く普及しその後1990年後半から2000年代にかけて一般家庭にも広く普及してきました。

そのためパソコン自体が1946年に作られたという事で歴史は非常に浅いです。
今や自動化、AIなどを利用する事が出来るくらい便利になっていますがその歴は浅くこれからもさらなる進化が期待されています。
そんなコンピュータは先ほども説明しているように西暦の下2桁で年を管理していたという事で2000年には1900年と誤認してしまうのではないかと言われていました。
トラブル発生時に対応するため年末から会社に泊まり込んでいたという社会人も居たそうです。
社会現象まで巻き起こした2000年問題ですが結果的に大きな問題は起こりませんでした。
しかし、電気事業連合会は「Y2kに起因する不具合が13件発生した。」と報告しています。
ただこれも私たちの生活を脅かすような大惨事にはなりませんでした。
そうなんだよね
結局大したことにはならなかった
けど結果論であって不具合が
起きたかもしれないんだよね
2000年問題については事前準備の大切さが教訓として残りました。
日付、時間といったトラブルは、ひとたび問題が発生してしまうとダメージはかかり知れないという事を2000年問題のシミュレーションからもエンジニアは学びました。
ただそんな2000年問題も人々の記憶からいつの間にか忘れ去られて行きました。
しかし、そんな中で新たな問題が浮上しました。
それが2038年問題です。
2038年問題の真相

では2000年問題を踏まえた上で2038年について見て行きましょう。
簡単に言うと2038年問題は以下のようなことが言われています。

「ロンドン協定世界時で2038年1月19日3時14分7秒を過ぎるとすべてのコンピュータが誤作動を起こす....」
このような事が言われています。
ちなみに日本時間だと「2038年1月19日12時14分7秒」となっています。
さてこの問題にはプログラミング言語が深くかかっています。
利用されている言語である「UNIX」「Linux」が1970年1月1日0時0分0秒を起点として数字を数える『エポックタイム』というものが存在しています。
コンピュータ上で秒数は32ビット符号で表記されています。
32ビットという事は2の32乗で64ビットなら2の64乗の情報を処理しているという事になります。
実はこの『エポックタイム』のシステムでは2の32乗までしか数える事が出来ないんです。

つまり2038年1月19日14分7秒には『エポックタイム』の限界値が来てしまうとされています。
その結果日付表示のバグが発生し時刻が分からなくなるという事がささやかれています。
上限までカウントしてしまうとオーバーフローを起こしてしまいマイナスの数値にされた結果、多くのコンピュータが2038年の約20億秒前の日時である日本時間「1901年12月14日5時45分52秒に戻ってしまうバグが起きる」とされています。
こういった事態になれば日常生活はもちろん、医療などの命に係わる影響も示唆されているんです。
実際、1970年と2038年の中間にあたる2004年1月10日に大手通信会社が電気料金を誤って請求してしまうトラブルが発生しました。
えっ?!
そうなの??
実際にそんなことが起きたの?!
この原因ですがその会社が使っていたシステムは1秒ではなく0.5秒単位でカウントしていました。
2の32乗で情報を処理しているシステムという事で2038年を迎える前に限界値に達してしまい誤作動したとされています。
システム上の日付が1935年に戻ってしまい曜日のズレなどによって請求金額にバグが発生したようです。

このようにすでに誤作動をしてしまったという例があるので2038年問題はそれが殆どのパソコンで起きてしまうのではないかという事で心配の声があります。
さらにさらにコンピュータの異常が発生すればGPSで制御された自動車、飛行機の事故が多発してしまったり、災害救助遅れる可能性もゼロではありません。
それだけではなくこの2038年問題というのは2000問題の時とは異なり解決が難しいんです。
なぜならこの言語を使っているのはプログラミング言語、OSなどのシステムそのものを動かす部分の為、システムの開発者であればすぐに解決が出来るという事ではありません。
世界中のコンピュータに関わる事なのでシステムを下手にいじってしまうというのはとてもハイリスクなんです。
確かに
ヘンな事をして失敗したら
それこそ大惨事になるかもしれないよね
古いシステムという事もあり現在では修正が出来る技術者があまりいないという点も問題を容易に解決できなくさせています。
一体13年後私たちはどうなってしまうのでしょうか?
実はそれだけではありません。
2038年には南海トラフ巨大地震が来るのではないかとの予測もあるんです。
2038年南海トラフ地震の可能性

昨今ではトカラ列島の群発地震、インドネシアのレウォトビ火山大規模噴火や最近だとカムチャツカ半島東方沖でM7.5地震が発生しています。
さらには各地でも異変が起きていることから南海トラフ地震の前兆ではないかとも言われています。
京都大学教授で地震学者尾池和夫氏は2015年に「2038年南海トラフ巨大地震」という本を出版しています。
この尾池氏は過去8回の地震の統計から導き出すと「次の地震」が起きるのは2038年の9月~2039年の3月の間との見解を述べています。
尾池氏は熊本自身が起きる3年目講演で「今にも地震が起こりそうだ」と発言しています。
そんな尾池氏が2038年に南海トラフ地震が起きるのではないかと2015年の頃から警告していることから世間的にも注目されています。
南海トラフ地震や地震が起きる仕組み、トカラ列島の群発地震に関しては以前作った過去記事で詳しくまとめているので興味がある方はそちらもご覧ください。
過去記事はこちらをタップ⇒【トカラ列島群発地震で海底火山が巨大噴火からの巨大津波がヤバい?大陸プレート上部が割れにより直下型地震多数&地下深部でマグマも上昇?!】
【箸休め】災害時や緊急事態には太陽光発電 + ポータブル電源が役立つ?!

私たちの生活にはもはや電気というのは必要不可欠になっています。
スマホはもちろん、エアコン、洗濯機、冷蔵庫、照明などほぼすべての物が電気のエネルギーを使っています。
災害時や緊急事態が発生すると電力供給がストップする可能性があります。
例えば地震などで発電所に深刻なダメージを追った場合、発電が長期的に止まったり供給が不十分になるという可能性は十分にあり得ます。
東日本大震災の時も東京電力管内では、計画停電が実施され大規模停電の回避が試みられていました。
このような状況で必要になってくるのが「太陽光発電」と「ポータブル電源」です。
こちらそれぞれのメリットも解説します。
メリット1『電力不足の解消』
まず、災害や大規模停電が発生すると電気が足りなくなる可能性があります。
計画停電などが実施され電気が一時的に使えなくなることも十分考えられます。
暑い夏や寒い冬は特に電気を必要とします。
災害が発生する時期は誰にも分かりません。
暑さ寒さが厳しい時期に電気が滞ると命にかかわります。
しかし、「太陽光発電」+「ポータブル電源」を準備しておけば昼間の明るい時間に「ポータブル電源」に電気を溜めて自由に使うことができるでしょう。
家族や大切な人の安全を守るために電力不足が起こらないよう各家庭で準備しておくことが重要です。
メリット2『緊急時は電気を分けることも出来る』
「ポータブル電源」に電気を溜めておくことができればいざという時にも安心です。
緊急時に使用することも出来ますし「ポータブル電源」なら誰かに貸すことも可能です。
小さいこどもやお年寄り、病気の人を助ける事も出来るかもしれません。
昨今は防災対策をしている家庭も増えてきましたが、まだ準備ができていないという方も多いはずです。
備えの無い状態で緊急事態が発生したらひとたまりもありません。
準備をしていないのが悪いと言われればそれまでですが、誰かの代わりにあなたが準備をしていれば助ける事がが出来るのではないでしょうか。
人は助け合って生きていかなくてはいけないので自分たちの備えはもちろん、誰かを救うためにも備えておきましょう。
メリット3『日常生活でも役に立つ』
「太陽光発電」の備えがあれば普段から役に立ちます。
今電気代が高くて夜は扇風機を使っている、出来るだけ電気を使わないように節約しているという方も多いでしょう。
しかし、最近ニュースにもありましたが北海道の東部では記録的な高温となっており帯広で40℃予想という報道もありました。
北海道の人も40℃というのは見たことが無いとコメントしていました。
そのくらい暑さが厳しい今特に夜は熱帯夜になるのでクーラーを使わないというのは非常に危険です。
熱中症になってしまう恐れもあり最悪の場合タヒに至る可能性もあります。
でも電気代が高いから節約したいという方は思い切って太陽光発電システムの導入を検討してみるのも良いでしょう。
日中に貯めた電気を夜に使う事も出来ますし、余った電気は電力会社に売ることができます。
確かにいいね!
発電しても使わないと勿体ない
と考える人も多いと思うけど
余ったら売れるのは嬉しいよね!
2025年度上半期の売電単価は1kWhあたり15円と2012年度よりは下がっていますがそれでも節約&臨時収入を得る事も可能なので非常にお得です。
最近では東京都限定にはなりますが「太陽光発電」+「蓄電池」がセットで利用できるサービスも登場しています。
興味がある方は下記のボタンから詳細をご覧ください!
備える事が重要!用心するに越したことは無い?!

2038年問題については色々な事が言われていますがどんな事でも備える事が重要です。
2000年問題の教訓もあるように備えておけばダメージを最小限に抑える事が出来ます。
大事なのは一人一人が防災や心の準備をしておくことで万が一の時にも焦らず対応できるのではないかと思います。
今回紹介した説はあくまでも説であり断定的なものではありません。
専門家の間でも情報が不十分だったり、根拠が不明なものもあります。
実は一部では南海トラフ地震の発生確率は意図的に高くされているのではなんて声もあります。
えっ?!
何それ??
凄い気になる!!
その話はまた次回にするとして今私たちに出来る事は備えと心構えそして正しい情報を得る事だと思います。
1人1人の意識が変われば最悪のケースを避ける事だって出来るかもしれません。

たつき諒さんの「本当の大災難は2025年7月」も残りわずかとなり予言は外れるのではないかという説は濃厚です。
しかし、たつき諒さんの登場によって人々の意識は格段に変化しておりその意識を維持した状態で今後も過ごしていく事がとても重要ではないでしょうか。
以上今回は『2038年問題!世界のシステムが壊れて人類滅亡?南海トラフ地震説も?!』についてでした。
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次回の記事でまたお会いしましょう。